Pastel*Palettesがスキマスイッチの「奏」をカバーして思ったこと
少し前の話になりますが、バンドリ! ガールズバンドパーティ!(以下バンドリ)にてPastel*Palettes(以下パスパレ)がカバーした「奏」をプレイできるようになりました。奏といえば、言わずと知れたスキマスイッチの代表曲。ここ数年はほぼ追っていないとはいえ、一応「スキマスイッチ」までは全アルバムを聴いてきた程度にはファンではある私にとってはもちろん嬉しいことでありました。実はまだプレイしていませんけど。ちなみに彼らのアルバムの中ではmusiumと夕風ブレンドがオススメです。
また、奏といえば、アニメ「一週間フレンズ。」のEDとして声優さんにカバーされたことが記憶に新しいところです。というより、このアニメがきっかけとなってオタクの間にスキマスイッチの名前が浸透したような気がしているので、個人的にはこのイメージが非常に強いです。まあ、実はこれもまだ見ていないんですけどね。
というわけで、パスパレが奏をカバーすると聞いた時、私は「オタクはそんなに奏という曲が好きなのか?」と思ったわけです。知名度だけでカバー曲の対象に選ばれてはいないでしょうか。いや、もちろん知名度は大事ですが、スキマスイッチにはもう一つ全力少年という代表曲があります。アイドルバンドという設定のパスパレがカバーするのだったら、明るい曲調の全力少年でも良かったのではないでしょうか。
そもそも、スキマスイッチはやたらとアニメとのタイアップが多いユニットでもあります。パッと思い出せるだけでも、ドラえもん映画の主題歌「ボクノート」、ポケモン映画の主題歌「アイスクリームシンドローム」、ハガレンのOP曲「ゴールデンタイムラバー」、ハイキューのOP曲「Ah Yeah!!」、ナルト映画の主題歌「星のうつわ」、獣の奏者エリンのOP曲「雫」などなど、これだけあります。多分他にもたくさんあります。ていうかドラえもんとポケモンの映画で主題歌を担当しているんですよ? 凄くないですか? その他のタイアップ先も有名どころばかりです。つまり、オタク界隈においては、奏や全力少年以外の楽曲もそれなりに知られているはずなのです。
それらを踏まえた上で、一度同業者がカバーした曲をもう一度カバーしたのでは、やはり面白みが無いのではと思いました。別に「奏」が嫌いなわけではありません。そんなに好きでもありませんけど。ただ、どうせなら知名度が決して無いわけではなくて、なおかつまだ誰もカバーしていないボクノートやアイスクリームシンドロームをカバーしてほしかったなと思うのです。
まあ、今回のカバー曲がたまたま私が好きなスキマスイッチの曲だったのでこんなことを書いてみましたが、他のバンドやユニットのファンの方々もカバー曲には同じようなことを感じているのではないかなと思います。恐らくカバー曲の選定基準は「そのバンド・ユニットで一番有名な曲」だと思われますから、ある程度は仕方のないことなんでしょうけどね。
ただ、めちゃくちゃニッチな曲がちらほら含まれているデレマスのカバーアルバム「jewelries!」の存在を考えると、バンドリにも期待せざるを得ません。特にバンドとしてのストーリー性が強いAfterglowやハロハピなんかは、「そんなに有名じゃないけど彼女らにピッタリな曲」というのがあるんじゃないかなーと思うのです。