マメモリー

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WIXOSSをはじめとしたオタク的なアレコレに関する記録

アサシンクリードⅣブラックフラッグを100%クリア

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昨年11月の記事で「モンハンライズまでの繋ぎとして侍道外伝かアトリエシリーズ買って遊びたい」と書きましたが、結局中古で安売りされていた『アサシンクリードⅣブラックフラッグ』を購入し、ずっとこれで遊んでいました。
シリーズ初体験ということで慣れるまで少し時間を要しましたが、80時間ほどかけてようやく100%クリアできたというお話です。


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最初は「数百個ある宝箱や200個あるアニムスの断片を全て集めるとか途方もないな」と思っていたのですが、何事もやってみればできるものですね。
存在意義がほぼ「100%クリアストッパー」しかないアニムスの断片はともかく、常に金欠と戦い続けなければいけないゲームデザイン上、宝箱は見つけ次第片っ端から開けていたため、結構すぐに終わりました。


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DNAトラッカーに記録されるミッション群の中で個人的に一番難しいと感じたのは、沈没船の探索。
地上のスニーキングでは時間をかけて相手の動きを観察できますが、水中では酸素を補給できる回数に限界があるため、ちょっとでも判断に迷うとかなりしんどいことになるのです。
また、宝箱や断片の位置も地図上に表示してくれていることにはしてくれているのですが、いかんせん自分の上にあるのか下にあるのかがわからないため、ただでさえ時間との勝負なのにそもそも対象がどこにあるのかがわかりづらいという、なかなかの高難易度だったと思います。


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もちろんアブスターゴチャレンジも全達成。
こちらも96チャレンジとかなりの量がありますが、ストーリーを普通に進めるだけでも半分以上は達成できましたし、残ったチャレンジも一つ一つ潰していけばほぼ問題なくクリアできたため、色々な遊び方を提供してくれるチャレンジとしてとても良いシステムだと思いました。

ただ、「7人の敵にキルストーリークを達成する」だけはちょっと面倒でしたね。
最終的には狭い路地に7人の敵を誘導し煙幕を焚いて一方的に斬り殺すという方法でクリアしましたが、7人ピッタリじゃないと煙幕の範囲に入りきらないため横槍を入れられることがあったり、そもそも煙幕で動きを止められる時間内に7人を斬ることが不可能なためあとはカウンターがハマることに期待するしかなかったり、誘導した敵の中に擲弾兵がいるとカウンターがハマらないためノーマル兵士や身軽な番兵だけを集めなければいけなかったりと、そこそこ難しかったです。


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また、本作の一つの特徴でもある「海賊プレイ」に関してもかなり完成度の高いものになっており、海賊がただの副業ではなく、なんならアサシンの方が副業である本作主人公のバックグラウンドに合っていたと思います。
単純に船のビジュアルの作り込みも凄いですし(海の表現もゲーム史上最高レベル)、海上戦もジャックドー号の装備が貧弱なうちはただゴリ押しするだけでは勝てない難易度に調整されていたりと、陸上でのフリーランやスニーキングと遜色ないクオリティでした。

だからこそ、このゲームのエンドコンテンツであろう伝説の船との一戦は、もうちょっと何とかしてほしかったというのが正直なところ……。
ジャックドー号をフル強化することが前提として作られている難易度は良かったのですが、そんな「最強ジャックドー号 vs 伝説の船」というドリームマッチの最適解が、お互い持てる弾を全て撃ち尽くす至高の大砲バトルではなく、まさか鍛え上げられた衝角でひたすら相手の尻に突っ込み♂続けるだけのガン堀りゲーだとは思いますまい。
いや本当にこれが正解なのかはわかりませんが、相手に大砲を当てようとすると自分も弾幕に晒される位置取りをしなくてはいけないのに対し、後ろから突っ込むだけなら臼砲以外はほぼ喰らわないことや、そもそも数十発の大砲を当てるより一回衝角で突っ込んだ方が与ダメージがデカいので……。

とはいえ、ジャックドー号をフル強化してしまうと通常エンカウントできる船なら最強レベルでも全て数秒で沈むような破壊神になってしまうので、最適解を用いてもやはりそれなりに強い伝説の船の存在は非常に面白かったです。
ただ、どの船もめちゃデカくてかっこいいのに、拿捕できないことだけが本当に残念……。


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海上での海賊プレイだけでなく、もちろん地上のマップの作り込みもなかなかのものでした。
ゲームシステム的にほぼ全ての建物を舐め回すように移動できるため、見えている広さ以上のボリュームを感じましたね。
強いて言うなら、昨今のオープンワールドゲームに登場するような街と比べてやや魅力的に劣る感じは否めませんが、海賊をテーマにしている関係上全ての街が港町なのは港町大好きマンの私としては嬉しかったですし、何よりこの時代の西インド諸島を舞台にしたオープンワールドゲームってほぼ無いと思うので、なかなか貴重な街並みを体験できたという点で凄く良いマップだったと思います。
未開の地扱いの孤島や浜辺が全て使い回しなのは……まあ数が数なうえに、役割がアニムスの断片を置いておくことくらいしかないので仕方ないでしょう……。


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そしてこのゲーム、何よりストーリーが面白くてですね、いつもどんなゲームでも基本的にストーリーは後回しにしている私が、このゲームに至っては睡眠時間を削ってまでストーリーミッションをクリアしに行っていました。
主人公が海賊、仲間ももちろん海賊、敵勢力の偉い人も元海賊と、要するに登場人物ほぼ全員ゴロツキなんです。こんなの絶対面白いに決まっている。

しかもほぼ全ての登場人物には史実にモデルとなった人が存在しており、というより、ほぼ全員実在した人物そのままの名前、姿、キャラクターで登場しているんです。
そもそも、本作のストーリー自体が「海賊の黄金時代」に実際にあった出来事に沿って作られているため、歴史ゲームとしても非常に面白く優れた作品になっています。
私もついついWikipedia等で海賊に関連するページを読みまくってしまい、すっかり海賊や西インド諸島の地理に詳しくなってしまいましたね。


というわけで、冒頭にも書いたように本作購入時はあくまでモンハンライズまでの繋ぎの一つとしか考えていなかったのですが、予想を遥かに超える面白さで、むしろモンハンライズ体験版が疎かになってしまうくらい熱中してしまいました。
昨今のゲームにしてはボリュームが控えめではありますが、その分まとまりが良く、武器種縛りや不殺プレイなど、遊び方を工夫すれば何周も遊べるようになっているので、一概にボリューム不足とは言えないと思います。
そして何よりストーリーの終わり方が非常に素晴らしいので、やり込み要素が多くてもきっとそれは「蛇足」になってしまうんですよね。
そういった全ての面において完成度が非常に高い、神ゲーと呼んでも差し支えない素晴らしいゲームだったと思います。

 

ところで、100%クリアしたのは大変めでたいことなんですが、私が購入した『アサシンクリード リベルコレクション』にはⅣだけでなく、ⅣのDLC2つとと、完全に別のタイトルである『アサシンクリード ローグ』が収録されているんですよね。

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モンハンライズ発売までに終わるか、これ……?