「JR西日本・四国・九州の新幹線特急含む全列車が3日間乗り放題」という、どう考えても頭おかしい史上最強のフリーきっぷ、「どこでもドアきっぷ」。
今回はこのフリーきっぷを使って、金沢から鹿児島中央までほぼ特急と新幹線で西日本を横断するスーパーリッチな旅をしてきたのですが、撮った写真を見返すとただの飯ウマ(そのままの意味)旅行でした。
というわけで、せっかくなので飯テロをしたいと思います。
夜中に読むことを激しくオススメします。
1.くずきり(京都)
まずは京都のくずきり。
わたくし、くずきりを食べるのは多分人生でこれが初めてだったのですが、朝3時半起きの眠気が吹き飛ぶくらいの美味しさで感動しました。
何といってもこの黒蜜が最高ですね。
すんごく甘いんですけど、全くクドくなくて、いくらでも食べられちゃいます。何なら同行者は最後にちょっと飲んでました。それくらい無限にイケます。
2.尾道ラーメン(広島)
お次は尾道ラーメン。
あっさりさっぱりしているのに底が見えないほど深い味わいが素晴らしい一杯でした。
この見た目からもわかるあっさりとした醤油ベースのスープと細麺が絡み合ってそれだけでも最高なのに、ネギが加わることでその味わいのハーモニーは更なる高みへ昇華するのです。(食べてる時は割とマジでこんな感じの感想でした)
3.出雲そば(島根)
元信州の民であり、今でも信州をこよなく愛する私が食べた瞬間に顔を真っ青にした逸品。
そりゃそうです、「蕎麦は流石に信州がレベチで美味い」と確信していた私が初めて「あれっ？ これ信州の蕎麦より美味しいかもしれん……」と思わされたのですから。
もちろんお蕎麦だけでなく、天ぷらやとろろなどのサイドも至高でした。
4.ベゴニアソフトクリーム(島根)
お花系ソフトクリームマニアとしては、たとえみぞれが降りそそぐ極寒の中でも、見つけた瞬間に食べざるを得ませんでした。(施設内はまだマシでしたが、この日外はずっとみぞれが降り続く地獄みたいな天気でした。冬の山陰怖い)
味の方は……なんていうか……甘じょっぱい？
感覚的には塩キャラメルの甘みだけ半分にしたような甘さとしょっぱさのバランスです。
ベゴニアは私の語彙力では上手く表現できないような不思議な味のようでした。
まあ、お花系ソフトクリームはだいたい不思議な味なんですけどね！
でもだいたい美味しいよ！
5.天隠・出雲富士・十旭日(島根)
出雲市の居酒屋でいただいた日本酒。
左から順に、キリっとした味わい、食事に合うマイルドな味わい、すごく甘みのある味わいだったように思います。
どれも美味しかったですが、特に真ん中の出雲富士は美味しかったですね。
島根の美味しいおさかなにもよく合いました。
6.のどぐろ(島根)
今回の旅のMVP。
一口食べた瞬間、あまりの美味しさに私の中で築き上げてきた倫理や道徳が一瞬にして変わってしまうような気がして、結構本気でダメだと思いました。
「ぼく淡泊な白身魚だよぉ」って顔で近づいてきて油断させたところを旨味値が限界突破したトロのような極上の味わいで殴り殺しにかかってくる危ない料理です。のどぐろの美味しさで人が死にます。いやむしろこれを口にしてしまった後の人生なんて消化試合みたいなものだから殺してほしい。
富山のブリ、高知のカツオと並んで、日本三大スーパーうまうまフィッシュだと思いました。
7.鹿児島ハイボール(鹿児島)
蛇口を捻れば水ではなく焼酎が出てくることでお馴染みの鹿児島県でやたらと目にしたこの鹿児島ハイボール。
鹿児島県民って芋焼酎以外も飲むんだなーと思って飲んでみたら、ただの炭酸で割った芋焼酎でしたｗｗｗｗｗｗ
とはいえ、ただでさえクセが強いのにお湯割りにするからよりクセ強になるあの芋焼酎が、炭酸で割るとこんなに飲みやすくなるものなのかと驚きました。
芋焼酎をライトに楽しめる、とても良いものだと思います。
8.奄美の浦島太郎伝説(鹿児島)
奄美群島のみで作られているらしい超ローカル地酒、黒糖焼酎。
名前からしてめちゃくちゃ甘いお酒なのかと思いましたが、実際はとても上品な香りと甘みが心地良い、麦と芋の良いとこ取りのような焼酎だと感じました。
今まで焼酎は麦、さつまいも、じゃがいも、そばと飲んできましたが、ダントツでこの黒糖焼酎が好きでした。
鹿児島(というより九州)は本当に焼酎大国ですな……。
9.飛行機のコーヒーとチョコレート
機内でコーヒーとチョコとくれるのは、私みたいに飛行機が怖すぎてフライト中ずっとビビリ倒しているチキン野郎の緊張をほぐすためだと思います。カフェインとポリフェノールは偉大なのです。
